コートタイプの作業服を選ぶメリットや衛生管理について

2020-03-20

作業服は体が動かしやすく、引っかけや摩擦に強い作りになっていますが、その一方で防寒性はあまり重視されていないのも事実です。一般的な防寒着を作業服の上に羽織るのは不格好な他、機械への巻き込みなど重大な事故に遭うおそれがあります。

寒い場所での作業に従事するならコートタイプの作業着が防寒や安全の面で最適です。体に馴染むコートタイプの作業服の選び方や衛生管理の方法について学びましょう。

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作業服と同等の強度を持つコートを選ぶメリット

コートタイプの作業服は内部に綿や羽毛、特殊な加工が施された化学繊維などが詰められているので保温性に富み、寒い場所でも体が冷えにくいのが特徴です。デザインは様々ですが、多くの製品は足の動きを妨げない程度に丈が長いので、体温を一定に保ちながら長時間の作業が可能になっています。

作業服の上から一般的な防寒着を着用する方法は着膨れによって体が動かしにくくなる他、防寒着の生地が引っかけや機械への巻き込みなどに遭いやすいので危険です。その点、コートタイプの作業服なら重ね着をする必要がないので着膨れせず、体を動かすことに不自由を感じることはないと言えるでしょう。

作業服の一種なので生地も頑丈な物が使われています。

コートタイプの作業服は一般的な防寒着よりも頑丈で熱にも強いことから、気温が下がる作業現場での着用に最適です。腰の部分で絞っている、ジャンパーに似た形状の製品も多いので高所作業でも安全を確保しながら十分な防寒対策を行うことができます。

コートタイプの作業服を着用する際の注意点

コートタイプの作業服は防寒機能を持たせるため、生地がやや厚くなっています。また、断熱材を詰めている分、さらに厚みが生じるので狭い場所を通る際に引っかかりやすい事実は否定できません。作業服なので少しの引っかけや摩擦では生地が破れることはありませんが、それでも回数を重ねるごとに段々と傷んでしまうので粗雑に扱ってはいけません。

また、生地に厚みがある分、腰袋を支えるためのベルトが使いにくくなる点も併せて注意する必要があります。普段と同じ感覚で使おうとするとベルトの長さが足りないので事前の調節が欠かせません。また、生地の材質によってはベルトが滑ってしまうこともあるので、腰袋を使う作業に従事する人は生地の材質とベルトの相性にも気を配ることが重要になります。

コートタイプの作業服は遮熱性を持たせるために、その多くが化学繊維を細かく織り込んだ化学繊維で作られています。作業服用の生地なので燃えにくいように加工されてはいるものの、やはり高温には弱いので火を使う作業での着用には不向きです。

防炎性を重視するなら綿生地で作られている作業服を選ぶのが無難ですが、化学繊維と比べると遮熱性がやや低い欠点もあります。防寒を目的とした作業服は着用する環境に合わせて使い分けるのが上手な扱い方と言えるでしょう。

家庭での洗濯方法とクリーニングに出す際のポイント

コートタイプの作業服は一般的な作業服と同様に家庭用の洗濯機で洗うことが可能です。洗濯の後はよく絞って水気を切り、風通しが良い所で陰干しします。その際はシワや折り目が付かないように十分に生地を伸ばすことを忘れてはいけません。

また、直射日光は生地が日焼けするので避けます。乾燥機は生地が縮んだり、断熱材が劣化する可能性があるので使ってはいけません。コートタイプなので乾くのに時間がかかりますが、常に風が当たっている状態なら比較的短時間で済むと言えるでしょう。

油脂や薬品などの汚れがこびり付いていると通常の洗濯では完全に洗い流すことはできないので、予め洗剤の原液を沁み込ませたうえでつけ置きを行うなどの工夫が必要になります。作業服の枚数が多い、サイズが大きいなどの場合はクリーニングに出すのが無難です。

その際は防寒機能がある作業服であることを伝え、品質を損なわない方法で洗うようにお願いすることを忘れてはいけません。また、フードやボタンが他の衣類に引っかかって千切れてしまうおそれがあるため、外せる物は必ず外しておきます。

塗料やヘドロなど悪臭を放つ汚れが付着していると断られる場合もあるのでその点も注意が必要です。

少しでも安く購入するなら通販サイトが便利だが注意点もある

作業服は専門店やホームセンターで購入する方法もありますが、できるだけ出費を抑えるなら通販サイトが最適と言えます。作業服を扱う通販サイトはメーカーの在庫品を引き取って安価で販売する所が少なくありません。特に作業服のモデルチェンジによる型落ち品は激安な価格設定になることが多いので、高品質な作業服を安く買う目的に合致したサービスと言えるでしょう。

まとめ買いによる割引サービスも通販サイトならではの利点なので、予備の分も併せて買うのに便利です。通販サイトは近隣に小売店が無い地域に住む人にも向いている選択肢ですが、出費を抑えることを重視するなら手数料の確認を忘れてはいけません。

コートタイプの作業服は安く購入できても送料や支払い方法に伴う手数料が高額では却って出費が嵩んでしまいます。販売価格だけで安易に決めず、手数料の金額も確認したうえで慎重に判断するのが損をしないための必須条件です。

一定額以上の購入で送料が無料になる場合はまとめ買いの際に利用するのがベストな選択と言えるでしょう。

サイズ合わせの方法について

コートタイプの作業服は断熱材を詰めた作りになっているため、同じサイズ表記でも一般的な作業服より実寸がやや大きめです。肌着の上から着用するなら他の衣服よりもワンサイズ小さい物を選ぶのが丁度良い感じで着こなすための工夫になります。

衣服の上から重ね着するならいつも選んでいるサイズが最適な大きさになりますが、メーカーによって実寸が多少異なるのでいずれの場合も試着を忘れてはいけません。通販サイトでの購入は試着ができないので、口コミなどの評価を確認したうえで判断する必要があります。

できるだけ多くの評価を比較し、表記されているサイズと実寸との差を正しく把握できた物を選ぶのが満足できる結果に繋げるための工夫と言えるでしょう。

寒さに負けず働く人にぴったりな作業服

作業現場で働く人は気温の影響を受けやすいと言えます。夏は暑く、冬は寒い環境の中で働く人にとって気温対策は大きな課題です。コートタイプの作業服は体の動きを妨げずに保温性を保つことができるので、体を冷やす心配がありません。

用途や作業環境に合わせて複数枚の作業服を使い分けるのが寒い場所でも気持ち良く働くための心得です。